白菜ってダイエットに効果があるのかな・・・
冬の定番のお野菜といえば、「白菜」ですよね。お鍋やスープ、お漬物などで食べる機会が多くなります。霜がおりてからの季節のものは更に甘みが増し、美味しくなりますよね。
味があっさりしている白菜、栄養価が少ないと思われがちですが、実は栄養豊富で、女性に嬉しい効果がたくさん含まれているのです。
今回は、「白菜はダイエットに効果があるのか、保存方法と意外な使い方のご紹介」についての情報をお裾分け致します。
白菜はダイエットに効果があるの?
白菜の旬は、冬の11月~2月です。寒さから身を守るために糖分を蓄えるので、甘みが増し、柔らかくなります。
白菜には、実はたくさんの栄養素がまんべんなく含まれています。そのため、昔から「不老長寿の薬膳の食材」として重宝されていました。白菜に含まれる栄養素とその効果についてご紹介します。
≪白菜に含まれる主な栄養素の効果について≫
※100gあたり
■ビタミンC (19mg)
抗酸化作用があり、免疫力アップ効果(風邪予防)、シミを予防する効果、ストレス緩和効果があります。
■カリウム (220mg)
腎臓の機能を高め、血圧を下げる効果(高血圧の予防)があります。
■カルシウム (43mg)
骨や歯を丈夫にする効果があります。、さらにストレス緩和、動脈硬化や高血圧予防にも効果があります。
■マグネシウム(10mg)
酵素の働きを助けるミネラルの一つであり、筋肉の収縮や、体温や血圧さらには血糖値の調整に機能しています。
それ以外にも様々な栄養素が含まれているので紹介します。
■ビタミンA
ビタミンAに変換される主な成分がベータカロチンであり、目や皮膚、体内の粘膜に効果的です。それにベータカロテンには抗酸化作用もありますので免疫力を高め、がん予防にもなります。
■ビタミンンB群
被毛のトラブル予防、疲労回復
■ビタミンD
カルシウムの吸収を助けたり、バランスを整えるのを手伝ったり、骨や歯の健康を保つ働きがあります
■ビタミンU
キャベツから発見され、「キャベジン」とも呼ばれています。胃腸の調子を整え、健康に保つ働きがあります。
■ガラクタン
炭水化物とタンパク質の複合体で、食物繊維の一つです。血中脂質を減らして動脈硬化を防ぐ効果があります。さらには脳細胞を活性化させ、がん細胞の抑制や降圧作用もあります。
白菜は、水溶性と脂溶性の栄養分がありますので、お鍋でも炒めても効率よく栄養を取ることが出来る優れた野菜なのです♪ そしてなんといっても、抗酸化作用が高く、発がん性物質の活性化を抑制する効果が期待されている「イソチオシアネート」が含まれています。
■イソチオシアネート
アブラナ科(キャベツ、大根など)の野菜に含まれる辛み成分のことで、血液をサラサラにする効果があります。さらには消化促進効果があり、ピロリ菌や大腸菌などへの殺菌に力を発揮すると言われています。
また白菜はキャベツの成分と似ているのですが、キャベツや他の野菜と比較し、糖質とカロリーが低いのでダイエット効果が期待できるのです。
種 類 | 糖 質 | カロリー |
かぼちゃ | 2.8g |
26kcal |
大根 | 2.5g |
18kcal |
キャベツ | 4.9g |
23kcal |
白菜 | 1.9g |
14kcal |
※100gあたり
白菜の保存方法のご紹介
栄養価がたっぷりの白菜ですが、一玉を一回の料理で使い切ることはなかなか難しいですよね。しかも大きいので、余った白菜を冷蔵庫に入れることもなかなか厳しいものがあります。
白菜はちょっとした工夫で、意外と長く保存することが出来るのです。
≪保存の際の工夫≫
■購入するときは、一玉丸ごと買う
一人暮らしの場合や、残すのがもったいないという理由で半分や4分の1のサイズを購入することもありますが、白菜はカットしてしまうと切れ目から傷みはじめます。
1週間以内に食べきれるのであれば、カット品でも問題ありませんが、そうでない場合には丸ごと買ったほうが長持ちさせることができます。
■使うときはカットせずに、葉っぱを一枚一枚剥く
上に記載したとおり、カットすると切れ目から傷みはじめてしまうので、使う分だけ、剥いて使用しましょう。
■保存するときは、白菜を立てる
野菜は畑で成長しているのと同じ状態で保存したほうが長持ちしますし、鮮度が落ちにくくなります。白菜は芯の部分を下にして、立てて保存しましょう。
■新聞紙やラップで包む
白菜の乾燥を防ぐために、白菜全体を覆う様に新聞紙やラップで包みましょう。
■芯に切り込みを入れる
芯に切り込みを入れ、水分の逃げ道を作る事で水分調節が出来るようになり、みずみずしさを保つことができます。更に切り込み部分に湿らせたキチンペーパー等を挟むことにより乾燥から防ぐこともできます。
■5~10℃位の冷暗所で、立てて保管する
家の北側の部屋や直射日光のあたらない場所で保管することで、3~4週間程度保存することが可能です。
≪半分もしくは4分の1などにカット場合の保存方法≫
■ラップで全体を包み、立てた状態で冷蔵庫で保管
切れ目の部分に空気が触れると傷みやすくなるので、カットした面に固く絞ったキッチンペーパーを乗せ、極力ラップで密着させるように包み、立てた状態にて冷蔵庫で保管しましょう。この場合で約1週間程度保存することが可能です。
≪その他の場合の保存方法≫
■冷凍保存する
立てて保存することが出来ない場合や、一週間以内に食べる予定がない場合には、冷凍保存してしまいましょう。生のままでも一度茹でてからでも冷凍保存することが可能です。保存期間の目安としては1か月程度です。
『生のまま冷凍保存する手順』
① 白菜を1枚1枚剥き、水で洗った後、水分をよく取る。
② 白菜を調理しやすいお好みの大きさに切る。
③ 冷凍保存袋に入れ、空気をきちんと抜いて封をする
『茹でてから冷凍保存する手順』
① 白菜を調理しやすいお好みの大きさに切る。
② 固茹でする
③ 粗熱を取り、水気をしっかりとなくす
③ 冷凍保存袋に入れ、空気をきちんと抜いて封をする
ポイントは、水気をなくすことと、空気をきちんと抜くことです。水気があると霜になり味が落ち、空気が残っていると酸化がすすみ鮮度が落ちていきます。
白菜の意外な使い方のご紹介
余りがちな白菜ですが、愛犬の食事として与えることもオススメです。
これからの寒い冬の季節、人間同様に犬も運動不足になりがちで、太ってしまう季節なのです。白菜は糖質、カロリーが少ないので、ダイエットに効果的です。さらに栄養素がたっぷりなので愛犬の健康維持のためにもぜひ、旬の野菜である「白菜」を食べさせてあげることをオススメします。
ご飯の与え方としては、スープや鍋などに、白菜とお肉やお魚の団子を入れ、味付け前に取り分けてあげれば、愛犬と同じメニューの食事を摂ることができます。
また、ドッグフードは色々な栄養素が含まれていますので、白菜を茹でたものを刻んでまぜたり、ドッグフードと一緒に白菜を煮てスープごと与えるといった方法もあります。
白菜を使ったレシピは色々あると思いますので、愛犬が喜ぶ白菜レシピでご飯をあげてみたら如何でしょうか。
※白菜には、甲状腺ホルモンの合成を阻害する作用があるため、甲状腺機能に問題があったり、関連の病気を抱えている犬には与えないようにしましょう。
白菜はダイエットに効果的? まとめ
今回は、「白菜はダイエットに効果があるのか、保存方法と意外な使い方のご紹介」についての情報ををお裾分け致しました。
如何でしたでしょうか?
白菜は栄養素がたっぷり入った女性にとって嬉しいお野菜の一つです。ダイエットにも風邪予防にもなりますので、冬の季節には頻繁に食べたいですよね。
上手に保存すれば長期保存も可能ですので、安い時に一玉買って、白菜を効率よく食べてみては如何でしょう。
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