甥っ子、姪っ子が誕生したけど、お年玉ってどうするの?
お正月、両親を始め、祖父母や親戚から子供へとお年玉を渡す風習があります。
子供の頃は、臨時収入が貰えるのでお正月が待ち遠しかったという人も多いですよね。私もその一人です(^^)
自分が大人になり、お年玉を渡す年齢になったけど、お年玉の金額とかってどうすればいいのか良くわからないという人も多いのではないでしょうか。
今回は、「お年玉の意味、相場と金額、いつからいつまで渡すのか」についての情報をお裾分け致します。
お年玉の意味ってなんだろう?
今でこそお年玉は、「新年のお祝いとして子供にお金を渡す」となっていますが、元々は「お餅」でした。
古来、お正月行事として、
「年神様」という新年の神様を家に迎え、おもてなしをし、お見送りをする
というものがありました。
この年神様が、これから始まる新しい一年の幸せと恵みと一緒に、私たちに「魂」を分けて下さると考えられていたそうです。
魂を分けていただく・・・
年神様を家に迎える際、年神様の依り代である鏡餅に、年神様は依りつきます。
その為、その鏡餅には年神様の「御魂(みたま)」が宿り、その年の魂となる「年塊」となります。
年塊である鏡餅を家長から家族に分け与えたものが、「御年魂」、「御年玉」です。
鏡餅を分け与える、これがお年玉の由来なんです。
私自身、「お正月に鏡餅を飾るのはなぜなんだろう?」っとずうっと思っていましたが、年神様の依り代だったんですね。
お年玉の相場と金額は?
子どもの年齢があがるにつれ、相場が高くなっていくのはなんとなく分かりますよね。金額は、その地域の習わしだったり、各ご家庭の習慣、考え方で多少前後するものだと思います。
一般的に、渡すお年玉の金額は、実際いくらくらいなのか相場を調べてみました。
■小学生未満:~1000円 もしくはおもちゃ等
幼稚園、保育園等に入園するまでは、お金よりもおもちゃやぬいぐるみ等を渡すほうが子どもには喜ばれるので、おもちゃを渡していたという意見が多くありました。
お金を渡す場合は、500円玉か1000円という方が多いようです。
■小学生:1000円 ~ 5000円
小学生の低学年までは1000円という意見がほとんどでした。多くても3000円までという感じです。高学年になると3000円という意見が多かったです。3000円という金額は、低学年と高学年の境となっているようです。
■中学生:3000円 ~ 5000円
中学生となると3000円か5000円という意見が多くみられました。4000円は偶数になってしまうのでよくありません。
■高校生以上:5000円 ~ 10000円
高校生となると、キリのいい、5000円か10000円という意見が多くみられました。あいだの7000円とか8000円というのは、数字的には縁起の良い数字ですが、ほとんどありませんでした。
また渡すお札の枚数では偶数枚で渡すという人はほとんどおらず、お年玉は奇数でキリのよい枚数で渡せる
1000円(1枚)、3000円(3枚)、5000円(1枚)、10000円(1枚)
という金額が多くみられました。
お年玉はいつからいつまで渡すもの?
お年玉を渡す期間についても、地域の習わしだったり各ご家庭の習慣、考え方で意見が分かれます。
いつから渡すのかについて調べてみると、次の3つのパターンが多いようです。
お年玉として「お金」を渡すのは入園したときか、小学生になってからというのが多いです。
それまでの間は、子どもが喜びそうなおもちゃやぬいぐるみ、グッズ等を渡すっていう意見が多くありました。
≪いつから渡すのか≫
■生まれて初めてのお正月から
■幼稚園や保育園に行き始めてから
■小学生から
続いて、いつまで渡すのかについて調べてみると、次の3つのパターンが多かったです。
基本的には、「大人になるまであげる」という意見が多いですね。ご家庭や地域の習わしよっても異なりますがいつのタイミングで大人と認めるかということがポイントになっています。
多くの方が考えている分岐点としては、高校卒業となります。
高校卒業後に「就職する」か「進学する」かによって、お年玉を渡すのをやめるのか継続するのかの判断材料となっているようですね。
≪いつまで渡すのか≫
■社会人になるまで(就職するまで)
■20歳まで
■高校卒業まで
いずれにしても、ご家庭もしくは親族の間で「いつから」渡すのか、「いつまで」渡すのかという【お年玉ルール】を決めておくことが良好な関係性を保つことになると思います。
お年玉の意味は?相場と金額は? まとめ
今回は、「お年玉の意味、相場と金額、いつからいつまで渡すのか」についての情報をお裾分け致しました。
如何でしたでしょうか?
子供の頃、お年玉を貰って嬉しかったですよね。自分が貰う立場のときは、少しでも多く欲しいって思っていましたが、立場が逆転し、あげる側になると渡す金額に対する気持ちが揺らいでしまうという人もいるのではないでしょうか。
甥っ子、姪っ子の場合、他人行儀にしたくないって感じるかもしれませんが、初めに兄弟姉妹間で【お年玉ルール】なんてものを作っておいた方が、関係性を良好に保てる秘訣だと思います♪
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