雛人形は買い替えても大丈夫？供養や処分、寄付はどうすればいいの？

雛人形は買い替えても大丈夫なものなの？

 

毎年、3月の桃の節句になると、お子さんをはじめ自分のためにと、雛人形を飾り、ひな祭りをやっていらっしゃる方も多いと思います。

しかし、これまで大切に飾ってきた雛人形だけれども諸事情によって、買い替えを検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

買い替えを検討する上で気になるのが、「そもそも雛人形は買い替えてもいいものなのか」、「古い雛人形は処分できるのか」、「人に譲ったり寄付してもいいものなのか」だと思います。

 

今回は、「雛人形は買い替えても大丈夫なのか、供養や処分、寄付の方法」についての情報をお裾分け致します。

雛人形は買い替えても大丈夫なのかな？

初節句の際、おじいちゃんやおばあちゃんから雛人形を贈って頂いた人も多いですよね。

雛人形には、「身代わりとなって厄を受けるお守り」としての役割があり、お子さん一人に対して、一組(男雛と女雛)がお守りとなるものです。

その為、誰かに譲ったり、誰かから譲られたりするものではありません。

それに雛人形は「一生もののお守り」だと考えられているので、雛人形を「替える」ということを耳にしないのでしょう。

 

しかしながら、

「住まいの都合により、大きな段飾りの雛人形を飾るのが難しくなってきた」
「贈っていただいてから時間が経っているので、古くなり汚れが目立ってきた」

などの理由により、雛人形の買い替えは出来ないものかと考える方もいらっしゃることでしょう。

しかし、一生のお守りとなる雛人形を買い替えることで、「縁起が悪い」のではないか、「バチが当たる」のではないかと思ってしまうからこそ、多くの方が躊躇(ちゅうちょ)し、後ろめたく思ってしまっているのだと思います。

 

では本題に入り、雛人形は、買い替えしてはいけないものなのでしょうか。

 

答えとしては、

「買い替えてはいけないという決まりはない」　

です。

 

買い替えてはいけないという決まりはありませんが、雛人形を扱うお店の多くは、買い替えを勧めることはありません。

段飾りの雛人形を飾るスペースがないのであれば、親王だけを飾る方法(親王飾り)があるので、飾り方を変えることを提案したり、古くなってしまったり、汚れやキズが出来てしまってた雛人形は修理やリメイクして、飾り続けることを提案されるようです。

もしお近くに雛人形を扱うお店があるのであれば、一度ご相談してみることをオススメします。

雛人形の供養はどうすればいいの？

検討した結果、買い替えをご希望される場合には、雛人形を処分することになりますよね。

今お持ちの雛人形に対し、これまで身代わりをしてもらうことで厄除けできたことに感謝し、きちんと人形供養するようにしましょう。

昔から、大切にしてきた人形には「魂が宿る」と言われていますよね。

「御芯抜き」をし、雛人形を「人形」から「物」へと返したのち、お焚きあげをしてもらうことによって災厄が払われることになります。

人形供養に関しては、お近くの神社やお寺でやってくださる場合もありますので、確認してみてくださいね。

 

≪人形供養のご参考サイト≫
■【株式会社　晃月人形】さんの全国各地の雛人形供養の案内
お近くに供養して頂ける場所があるかもしれませんので、まずこちらをチェックしてみましょう！

こちらから

 

■【一般社団法人日本人形協会】さんの人形供養代行サービス
電話もしくはWEBから申し込むと「お人形差出キット」が届きます。

雛人形を梱包する必要がありますが、自宅まで郵便局が取りにきてくれるそうです。

こちらから

雛人形の処分や寄付はどうすればいい？

雛人形を処分する場合、以下のような方法があります。

 

≪雛人形の処分方法≫
■リサイクルショップ
雛人形は高価なものですよね。そのため、中古品は意外と需要があるのです。

 

■オークション
雛人形は海外ではアンティークとして重宝されています。

年代ものであればあるほど高値で売買されます。

 

■寄付
国内に寄付する方法と海外の発展途上国へ寄付する方法があります。

【国内の場合】
保育園や幼稚園、高齢者施設、児童養護施設、児童館、図書館など、雛人形を必要としている施設はあります。

そのため、お住まいの役所に問い合わせてみることをオススメします。

身近な場所に飾って頂けるのであれば、喜ばしいことではないでしょうか。

 

【海外の場合】
海外には雛人形というものを見たことも、触ったこともないというお子さんがたくさんいます。

「ワールドギフト」という国際社会支援推進会は、発展途上国の子どもたちに支援を行っています。

日本の伝統文化を伝えるきっかけにもなると思いますので、海外に寄付するのもよろしいのではないでしょうか。

ワールドギフト
こちらから

雛人形は買い替えても大丈夫？　まとめ

今回は、「雛人形は買い替えても大丈夫なのか、供養や処分、寄付の方法」についての情報をお裾分け致しました。
如何でしたでしょうか？

 

女の子にとって一生の宝物である雛人形です。

修理をしながらでも、可能な限り一生のお守りとしていければ素敵ではないでしょうか？

買い替えによって処分するとなった場合においても、身代わりとなって頂いた雛人形ですので、、決して粗末に扱う事のないようにしたいものですよね。

 

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