雛人形の種類と飾り方は?飾る場所と選び方のご紹介!

雛人形種類

雛人形はどのように選べばいいのかな?

初節句を迎えるにあたって、雛人形を購入することになり、いざ雛人形が飾ってあるお店に向かったけれども、種類の多さに圧倒されてしまったという人も多いのではないでしょうか。

階段状に並べられた段飾りのものや、親王(男雛、女雛)だけのものがあったり、お顔がつるんとした感じのものがあったりして、見ればみるほど、迷ってしまう。

今回は、「雛人形の種類と飾り方についてと飾る場所や選び方」についての情報をお裾分け致します。

スポンサードリンク

雛人形の種類や飾り方はどのようなものがあるの?

雛人形といっても、種類や飾り方、デザインやなどがたくさんあり、目移りしてしまうという人も多いのではないでしょうか。

ここでは雛人形の種類や飾り方について簡単に紹介、解説してみたいと思います。

雛人形の種類はまず、作り方の違いから大きく分けて2つのものがあります。「衣裳着人形」と「木目込人形」と呼ばれるものです。

雛人形っていうとまずは衣裳着人形を思い浮かべるという人も多いと思います。そしてちょっと丸顔で下膨れな感じのお顔をし、全体的に丸み帯びている雛人形が木目込人形です。

≪雛人形の種類とそれぞれの特徴について≫

■衣裳着(いしょうぎ)人形
なんといっても一番の特徴は衣裳が豪華なことですよね。華かな十二単で着飾ってあり、とても艶やかで綺麗な雛人形です。

1.着物のように縫上げた衣裳を着せて作る人形
2.お顔の作りが細面で、大人びたような感じの美しいお顔立ち
3.比較的大きい雛人形が多い
4.豪華で見栄えがする

■木目込(きめこみ)人形
お顔のかわいらしさが一番の特徴ではないでしょうか。どのお顔も個性的で魅力のあるとても愛らしい雛人形です。

1.胴体が木製であり、布地の端を埋め込んで衣裳を着せて作る人形
2.お顔の作りが丸顔で、かわいらしい感じで親しみやすいお顔立ち
3.比較的小さい雛人形が多い
4.型崩れせず、軽くて丈夫

そして、雛人形には大きく分けて「多段飾り」、「親王飾り」という2つの飾り方があります。

少し前までは、七段飾りで人数も飾りもたくさんあって豪華で見栄えのする大きな雛人形が人気でした。今では飾るスペースの問題もありますが、小さくても質の良いもの、収納がしやすく場所をとらないものが人気があるようです。

≪雛人形の飾り方の特徴について≫

■多段飾り(七段、三段、二段など)
1.七段飾り
親王(男雛、女雛)、三人の官女、五人の囃子、二人の随身、三人の仕丁の合計15人を飾ります。

2.三段飾り
親王(男雛、女雛)、三人の官女、五人の囃子の合計10人を飾ります。

3.二段飾り
親王(男雛、女雛)、三人の官女の合計5人を飾ります。

※雛人形に飾られる人形の呼び方と意味
官女(かんじょ) ・・・親王に使える女性
囃子(はやし)  ・・・楽器を奏で、歌を歌う若者
随身(ずいじん) ・・・右大臣、左大臣と呼ばれる警護する男性
仕丁(しちょう) ・・・雑用を担当する男性

■親王飾り
その名の通り、親王と呼ばれる男雛、女雛の二人だけを飾ります。

通常は、親王の二人が座っていますが、最近では立った状態で飾る「立ち雛」と呼ばれるものが人気だそうです。立っている状態なので、座っているものよりも豪華に見えるというのが理由の一つみたいですね。

また、親王がガラスやアクリルのケースに入ったものをそのまま飾る「ケース飾り」もあります。

雛人形を飾る場所はどこがいいの?

では次に雛人形はどこに飾ったらいいのかですよね。

基本的に、雛人形を飾る場所に決まりはありません。

少し前までは、七段飾りなどの大きな雛人形を飾るために、客間に飾るということが一般的だったそうです。生活するにも邪魔になりませんし、訪問されたお客様にも見てもらえるということもあったようです。しかし、客間に飾った場合、常に雛人形を見ることができる環境ではありませんよね。

その為、住宅環境におけるお部屋の問題もありますが、今は、家族のみんながいつでも気軽に見られるようにと「リビング」に飾る方が多くなってきています。

それに雛人形の由来からすると、雛人形を飾る目的としては「子どもの健やかな成長と幸せを願う」ものですので、家族が集い、長い時間を過ごすリビングに飾るのがオススメとなりますね♪

ただし、大切な雛人形ですので、飾る際、以下の点に注意するようにしましょう!

≪飾る際の注意点≫
■直射日光が当たらない場所に飾る

■水や油が掛からない場所に飾る
※キッチンの近くや水槽の近くは避ける

■湿気のない場所に飾る
※窓際などで結露しやすい場所は避ける

スポンサードリンク

■生活動線の邪魔にならない場所に飾る

また、雛人形をどちらの方角に向けたらいいかを気にされるかたもおられると思います。

神棚と同じように「東向き」、「南向き」にすると良いということも言われていますが、雛人形は「神様」ではないので、神棚と同じように考えなくても大丈夫となりますね。

上記の注意点に気を付け、家族をいつも見守ってくれる場所に飾ると良いでしょう♪

雛人形を飾る場所を決めたら、その場所のサイズ(幅、奥行き、髙さ)を確認しておきましょう。

雛人形の選び方はどうすればいいの?

雛人形の種類を確認し、飾る場所も決まり、あとは雛人形を選ぶことになりますよね。

雛人形を購入する際に、誰もが思うことは、なんでしょうか?

それは、「決められた予算の中で、気に入った良い雛人形が欲しい!」 ということです。

同じようなサイズで同じような種類のものであっても、値段はピンキリです。値段が高いものは、やはり良い材料が使用されていますし、職人さんが丁寧に仕上げてあります。 

たくさんの種類の雛人形の中から気に入ったものを見つけるため、確認するポイントがあります。

≪雛人形を選ぶ際のポイント≫

①:お顔
やはり、「お雛様はお顔がいのち」です。お顔にも種類があって、衣裳着人形の場合は、「京雛(関西雛)」と「江戸雛(関東雛)」でお顔立ちが違っているのです。京雛は切れ目な感じの公家顔、江戸雛はぱっちり目な優しい感じの現代風となっています。

値段も衣裳もデザインも全く同じであったとしても、「お顔」だけが違うということもありますので、お好みのお顔を見つけるようにしましょう。

②:衣裳
衣裳も艶やかのものもあれば、シックな感じのものもあります。

③:全体的なバランス
雛人形をはじめ、飾りや、台座などの全体的なバランスを確認しましょう。

また、雛人形とは長いお付き合いとなります。場合によっては、破損してしまったり、汚れてしまったり、部品が紛失してしまうこともあると思います。そのような対応をして頂けるお店で購入することも一つのポイントになりますよね。

≪雛人形購入時の裏プチ情報≫
雛人形を購入する際、コレっ!という雛人形が見つかった場合は最高だと思います♪ しかし全体的なデザイン、衣装などは気に入ったのだけれど、一番大事な親王(男雛、女雛)のお顔がちょっと好みと違うという場合もあるかと思います。

その場合、お店によっては気に入ったお顔の親王(男雛、女雛)に替えてもらえることがあります。もし、気になった場合には、確認してみてはいかがでしょうか。

雛人形の種類と飾り方は? まとめ

今回は、「雛人形の種類と飾り方についてと飾る場所や選び方」についての情報をお裾分け致しました。
如何でしたでしょうか?

雛人形は、決して安くはないものですし、それに買い替えるということもしませんよね。購入の際には焦らずに、いろいろな雛人形を見比べてみるようにしましょう。

お気に入りの雛人形が見つかるといいですね♪

木目込み人形のお店「真多呂人形」さんのサイト
雛人形の飾り方

関連記事情報

雛人形、ひな祭りについての記事は以下のものがあります。

もし宜しければご覧になり、参考にしてみてくださいね♪

【初節句には何をするの?雛人形は誰が買う?いつ買うのかのご紹介!】

【雛人形の種類と飾り方は?飾る場所と選び方のご紹介!】←今ココです。

【雛人形をしまうのはいつ?しまい方としまう場所はどうしたらいい?】

【初節句の雛人形は次女にも必要?何を贈る?共有するには?】

【初節句祝いのお返しは必要?食事の予算やお返しの相場は?】

【初節句で女の子が早生まれの場合は?来年にする?雛人形はいつ買う?】

【つるし雛の由来と飾りの意味は?初節句に飾ってもいい?】

【雛人形は結婚後どうする?引き継ぐもの?供養や処分は?】

【ひな祭りにちらし寿司を食べる理由は?具材は?手まり寿司もオススメ】

【幼稚園や保育園でのひな祭りでおすすめのもの!出し物やおやつは?】

【ひなあられの意味や由来を子どもにどう伝える?幼稚園や保育園では?】

【雛人形は買い替えても大丈夫?供養や処分、寄付はどうすればいいの?】

スポンサードリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする