次男の場合、鯉のぼりはどうしたらいいのかな?
長男の初節句の際に、立身出世を願って、鯉のぼりセットをおじいちゃん、おばあちゃんから贈って頂いたという方も多いと思います。
次男が誕生し、初節句を迎えるのだけれども、鯉のぼりはどうしたらいいのでしょう?
五月人形や雛人形などは、一人一人に贈るものだと聞いているので、鯉のぼりも一人一人に贈ったほうがいいのか迷っている人も多いのではないでしょうか。
今回は、「鯉のぼり次男にはどうするのか、色やサイズ、二人目が女の子の場合の対応法」についての情報をお裾分け致します。
鯉のぼりは次男にはどうしたらいいの?
五月人形や雛人形は、子どもの身代わりとなって厄を受けるもので、一人一人の「お守り」となっています。
例えば、二人の子どもに交通安全のお守りを渡す場合を考えてみましょう。
通学時をはじめ色々な場面において、交通事故に合わないようにと交通安全のお守りを購入するとします。
その場合、二人の子どもに対し、共有のお守りとして1個だけ購入するということはしないですよね。
それと一緒で、五月人形や雛人形は兄弟や姉妹兼用にしたりすることは避けたほうが無難とされています。
では、鯉のぼりの場合はどうなのでしょう?
鯉のぼりの場合は、「厄除け」と、「健やかな成長と出世」という願いが込められ贈られるものです。そして、神様からご加護を頂けるようにするための「目印」という意味があります。
≪鯉のぼりを飾る目的≫
■厄除け
・鯉のぼりの一番の上についている五色の吹き流しは五行説に由来し邪気を祓う。
・矢車を回し、音を出すことで、魔除けとなる。
■健やかな健康と出世
中国から伝わった「鯉の滝登り」伝説から、立身出世の象徴である鯉のぼりを飾ることで、大きく、そして出世するよう願う。
■目印
鯉のぼりの先端に付いている「回転球」を回して光らせることにより、天の神様に子どもがいることを知らせる。
つまり、一人一人の「お守り」という意味合いよりも、「目印」であったり、「シンボル」的な意味合いとなります。
そして江戸時代から始まった鯉のぼりですが、この頃は黒い「真鯉」の一匹だけで、この真鯉は子どもを意味していました。
明治時代になり、お父さんを意味する「真鯉」と子どもたちを意味する「緋鯉」の2匹が飾られるようになりました。
そして現在のような複数の鯉のぼりが飾られるようになったのは昭和39年に行なわれた「東京オリンピック」以降です。
オリンピックのマークはご存知だと思いますが、5色(黒、赤、青、緑、黄)の輪がつなぎ合わさったものですよね。
このマークの5色は五大陸を意味し、繋ぐことにより相互の結合、連帯を意味しています。
このオリンピックのマークをきっかけとし、現在の鯉のぼりの基本となる「真鯉(黒)」、「緋鯉(赤)」、「子鯉(青)」の3色セットになったとされています。
鯉のぼりの由来を考えた場合、現在鯉のぼりを飾っている場合には、次男用にと特別に準備する必要はありません。
ですが最近では、鯉のぼりを飾る場合には「家族」をイメージされていることがほとんどで、「お父さん」、「お母さん」、「子ども(長男)」となりますよね。
そのため、4人家族、もしくはそれ以上の家族なのに、鯉のぼりが3匹しか泳いでいないのは、なんだか違和感があるというか・・・という方も多いのだと思います。
それに二人目の次男が大きく成長したとき、「僕の鯉のぼりがないっ」ということにもなりかねません。
ですので、次男用の鯉のぼりを単品で準備し、現在お持ちの鯉のぼりに追加して、飾ってあげるのでも良いと思います。
地域によっては、鯉のぼりを増やすのではなく、お子さんの名前が入った幟(のぼり)を追加するといった方法をしているところもありました。
鯉のぼりの色やサイズに決まりはあるの?
次男用の鯉のぼりを準備するとなった場合、「サイズ」、「色」はどうしたらいいのでしょうか。
サイズや色に関してですが、一般的に、特に決まったルールはありません。
そのため、ご家族で相談の上、お好きなサイズ、色の鯉のぼりを準備されるので問題ありません。
ただし、地域の風習やご親族の中でしきたりがある場合には、それに合わせたほうが無難です。
とはいっても、次男用に鯉のぼりを準備された方は、サイズはどうしたのか、何色にしたのかが気になりますよね。
ということで調べてみましたのでご参考にしてみて下さいね。
≪サイズ≫
考え方はほとんど次の二つになりました。
■長男用の鯉と同じサイズ
兄弟によって、差をつけたくないという意見
■長男用の鯉よりも小さいサイズ
全体的なバランス(次第に小さくなる)を考慮したという意見
≪色≫
一般的に単品販売されているもののほとんどが、「黒、赤、青、緑、黄(橙)」色です。
まさにオリンピックカラー(笑)
そのため、やはり「緑色」が多かったですね。
他には「紫色」、「ピンク」などもあります。
下記のお店では、色々な色の鯉のぼりを単品で販売されていますので、一度ご覧になってみては如何でしょうか。
鯉のぼりは二人目が女の子の場合は追加してもいいの?
鯉のぼりは、由来を考えても男の子のためのものというイメージがありますよね。
調べると、やはり女の子の場合は、お雛様であり、鯉のぼりは追加しないという意見が多かったです。
一方、家族の人数分だけ鯉のぼりを追加するという意見もありますし、「こどもの日」のお祝いをするのに性別は関係ないという意見もありました。
販売店においても、女の子の鯉のぼりの需要があるので、「オレンジ色」や「ピンク色」の鯉のぼりがあるのも事実です。
地域の風習もありますので、ご家族で相談の上、どうするかを決めるようにしましょう!
今は、女性が活躍する時代でもありますので、私的には女の子の出世を願って飾ってもいいのではないかと思ってます。(^^)
鯉のぼり次男にはどうする? まとめ
今回は、「鯉のぼり次男にはどうするのか、色やサイズ、二人目が女の子の場合の対応法」についての情報をお裾分け致しました。
如何でしたでしょうか?
良く晴れた日の青空の中、鯉のぼりが泳いでいる姿をみると、微笑ましくもあり、いつまでも眺めていたいと思いますよね。
鯉のぼりの由来を踏まえ、ご家庭での考え方で、お子さんのために鯉のぼりを飾ってあげるというのが一番です。
お子さんがいくつになっても鯉のぼりを飾ってあげられたら素敵なことだと思いますよ♪
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