大根おろしに合う大根の選び方!甘い、辛い部分?辛くないおろし方!

大根おろし

大根おろしが辛くないおろし方ってあるの?

寒い冬の時期、旬の大根は甘みが増し、美味しい季節ですよね。

大根をおろして、みぞれ鍋をはじめ、鍋のつけダレ、厚揚げ豆腐、お肉のおろし煮などで温まることが出来ます。

しかし大根をおろしたら、思った以上に辛くて食べられないっていうことありませんか?

身近なお野菜の大根は、ある部分を見るだけで、辛い大根なのか辛くない大根なのかが分かるんですね。

それに大根の部位やおろし方によっても味が変わりますので、お料理によって使い分けるとより美味しく頂けるようになります♪

今回は、「大根おろしに合う大根の選び方、大根の甘い部分と辛い部分、辛くないおろし方」についての情報をお裾分け致します。

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大根おろしに合う大根の選び方!

大根、今では通年を通して、八百屋さんやスーパーで購入することが出来ますよね。

一般的にお店の売り場に並んでいる大根のほとんどは首の部分が青い「青首大根」とよばれている種類です。この青首大根は、比較的辛みが少ないのが特徴です。

一年中食べることが出来る大根ですが、旬の季節は10月~3月なんです。

また大根は、収穫時期によって味が異なるのをご存知でしょうか?

春から夏の暖かい時期に収穫された大根は辛みが強く、旬である秋から冬の寒い時期に収穫された大根は甘みが多いのです。

何故かというと、寒い季節の大根は、寒さから身を守るために糖分を蓄えるので甘味が増すんですね。

この大根、実は見た目である程度、辛い大根か辛くない大根かどうか見分けることができます。見分ける方法、ご存知でしょうか?

見分ける方法、それは「ヒゲ根の生え方」を見ることです♪

大根の側面には、細いヒゲのような根(ヒゲ根)が生えています。スーパー等の売り場に並んでいる大根はきれいに剃られてしまっていることも多いので、分かりにくいかもしれません。

ですが、ヒゲ根の跡が残っていますので確認してみて下さい。

大根

≪大根の見分けかた≫ 
■辛味が少ない大根
大根の先から葉っぱの部分にかけて、ヒゲ根が一直線に並んでいるものです。
上の写真は、ほぼ一直線に並んでいますので、辛みが少ない大根ですね。

■辛味が強い大根
大根の先から葉っぱの部分にかけて、ヒゲ根が左右にねじれているものです。

ヒゲ根が真っすぐに並んでいない大根は、生育過程で何かしらの負荷がかかって成長した証なんですね。大根は負荷がかかりながら育つと、辛みが強くなります。

大根を選ぶ際には、「ヒゲ根の生え方」を意識してみて下さいね♪

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大根おろしにする場合、大根には甘い部分と辛い部分ってあるの?

大根は、部分によっても味が違ってきます。葉っぱに近い方が甘く、先っぽにいくほど辛みが増してきます。

一般的には、大きく3つの部分に分けることができ、お料理によって向き不向きがあります。大根を一本購入したら、お料理によって使い分けてみては如何ですか?

≪大根の部分による味と料理に向き不向き≫
■葉っぱ側
 ・辛味が弱く、甘みがある部分
 ・大根サラダや酢の物向き
 ・辛みの少ない大根おろし

■真ん中
 ・水分をたっぷり含んで、辛味が少ない部分
 ・煮物やおでんなどに向いている
 ・丁度いい感じの大根おろし

■先っぽ側
 ・辛味とアクが一番強い部分
 ・味噌汁の具や漬物向き
 ・辛みの強い大根おろし

大根おろしで辛くないおろし方はどうするの?

例えば、葉っぱ側の部分を使用して大根おろしを作る場合、どのようにおろしても味に差は出ないと思っている人も多いのではないでしょうか。

実は、「おろし方」によって大きく差が出るんです! 葉っぱ側の辛みの少ない部分を使用しても、おろし方によってはより辛みを感じます。

味に違いが出る、大根のおろし方を2つご紹介しますね♪

≪辛みを感じるおろし方≫
① 大根を輪切りする
② 輪切りにした面をおろし金でおろす

※このおろし方は、一般的に多くの方がやっている方法です。

≪甘味を感じるおろし方≫
① 大根を皮つきのまま、長さ10~15cm程度に切る
② ①を縦に4等分に切る
  ※縦長のイチョウ切りのような感じに切る
③ ②の角の部分(大根の中心部分)をおろし金に当て、縦方向におろす
 
※皮ギリギリまでおろすことができるのでムダなくおろせます

 
何故、おろし方によって辛みに違いが出るのでしょうか?

それは大根の「繊維」が大きく関与しています。大根の繊維は、葉っぱ側から先っぽ側にかけて縦に伸びています。

輪切りにしておろすとその繊維が断ち切られ、細胞が壊されます。細胞が壊されると辛み成分である「アリルイソチオシアネート」が発生し、辛みを感じるようになります。

しかし、縦切りにし繊維に沿っておろせば細胞が壊れないため、大根本来の甘みを感じることが出来ます。

大根おろしに合う大根の選び方! まとめ

今回は、「大根おろしに合う大根の選び方、大根の甘い部分と辛い部分、辛くないおろし方」についての情報をお裾分け致しました。

如何でしたでしょうか?

大根のおろし方によって味に違いが出るなんて驚きですよね!

大根本来の甘みを感じる季節だからこそ、美味しい大根おろしを頂きたいものです。

辛いのがお好きな方、辛みが苦手な方に合うおろし方がありますので、大根の選び方、部分、おろし方を色々と試してみて下さいね♪

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