成人式のお祝いを渡す時期と相場は?祝儀袋のマナーのご紹介

成人式お祝い

新成人へのお祝いってどうすればいいのかな・・・

お正月明けの第2月曜日は成人の日ですね。

新成人となられる方に応援や期待の気持ちを込めてお祝いを渡そうと思っている方もいらっしゃられると思います。

しかし、新成人へのお祝いは、20歳の誕生日に渡すべきなのか、成人式当日に渡せばいいのか、相場はどのくらいなのかよく分からないという人も多いのでは。

今回は、「成人式のお祝いを渡す時期と相場は、祝儀袋のマナーのご紹介」についての情報をお裾分け致します。

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成人式のお祝いを渡す時期は?

今では1月の第2月曜日が成人の日の祝日となっており、ほとんどの地域ではこの日に成人式を行いお祝いをしています。

成人の日は、1948年に祝日と定められ、1999年までは1月15日と決まっており、この日にお祝いをしていました。2000年からはハッピーマンデー制度(国民の祝日の一部を、これまでの固定された日からある特定の週の月曜日とし、連休を増やす制度のこと)によって、現在の1月の第2月曜日に変更されました。

戦後、食料も様々な物資も不足している中、なにより一番不足していたのは「働ける人=人材」でした。これから国を色々と発展させ、良い時代を作っていくためには、こどもから大人になる若者たちに期待する必要があり、そこで新成人となる方たちに、しっかりとした自覚をもって、大人として成長して欲しいという願いが込められ、祝日が定められたそうです。

そしてその祝日に、大人の社会への仲間入りをする新成人を励ますとともに大人になったという自覚を持っていただこうということで成人式が行われています。

成人式のお祝いを渡す時期としては、一般的には「成人式の前日まで」が望ましいと言われています。

当日でも問題ありませんが、当日は、朝から成人式の準備で慌ただしいと思いますので、できれば早めにお渡ししてあげるとよいでしょう。

また、渡すのが早すぎても問題はありません。20歳のお誕生日にお渡しするのでもよいですし、お正月に親戚一同などで集まる機会があるのであれば、そのときにお渡しするのでもよいですね。

ただし、気を付けなければならないのが、「お誕生日祝いや、お年玉と一緒にしてはいけない」ということです。

成人式のお祝いは、新成人に対し、励ましと期待を込めてお渡しするものなので、一緒にはしないで、きちんとご祝儀袋に入れて、別にお渡しするようにしてあげてくださいね。

成人式のお祝いの相場はいくらくらい?

成人式のお祝いの金額の相場ですが、あくまでも相場であり、正解というものはありません。お渡しする方が新成人に対する「応援と期待」を込めてお渡しするので、金額にこだわらず、お気持ちをお渡しするのがよいでしょう。

ただし、お祝いの金額は偶数の金額や、偶数枚(特に2、4)というのはマナー的によくありませんので、偶数の金額や枚数にならないようにしてお渡しするようにしましょう。(10万円は偶数ですが、例外となります。)

≪成人式の祝いの相場≫

■祖父母から渡す場合      : 1万円 ~ 10万円 (3、5、10万円)
■両親から渡す場合       : 1万円 ~  5万円 (3、5、10万円)
■兄、姉から渡す場合      : 1万円 ~  3万円 (1、3万円)
■義両親から渡す場合      : 1万円 ~  5万円 (3、5万円)
■伯(叔)父母から渡す場合   : 1万円 ~  3万円 (1、3万円)
■それ以外の親戚から渡す場合  : 5千円 ~  3万円 (1万円)
■ご近所の方、両親の知人等から : 5千円 ~  1万円 (1万円)
※()内の金額は、意見の多かった金額

祖父母からのお祝いの金額は幅があります。金額が高いのは衣装等の購入の際の足しにして欲しいという気持ちみたいですね。兄や姉からの場合は、年が離れているか近いかで金額が変わります。

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成人式の祝いの祝儀袋のマナーについて

色々なお祝いの際、ご祝儀袋にお金を包んで渡しますよね。このご祝儀袋、デザイン性に凝ったものや、さまざまな色のものがありますが、お祝い事であればどのようなご祝儀袋を使っても大丈夫だと思っていることはないでしょうか。

実は、ご祝儀袋にも水引の種類によって、それぞれ意味があるのでお祝いの内容によって使い分ける必要があるのです。

≪ご祝儀袋の水引の種類≫

ご祝儀袋(お祝い用のし袋)は、大きく分けると、次の3種類に分けられています。

■蝶結び(花結び)の水引のご祝儀袋

水引きの意味:結び目を何度でも解いて結びなおすことができることから、「何度あってもよい」、「何度も繰り返したい」という意味を持ちます
使用する場合:出産、入学、成人式、新築、お中元などの一般的なご祝儀

■結び切りの水引のご祝儀袋

水引きの意味:一度結んだらほどけないことから、「二度と繰り返さない」、「一度で終わる」という意味を持ちます

使用する場合:結婚、傷病のお見舞、全快祝い、災害見舞いなど

■あわじ結びの水引のご祝儀袋
※結び切りの一種

水引きの意味:両端を持って引っ張るとさらに強く結ばれることから、「末永くつき合う」という意味を持ちます
使用する場合:結婚、就職祝など

成人式のお祝いの場合には、「蝶結び」もしくは「あわじ結び」のご祝儀袋を使うようにしましょう。

≪ご祝儀袋の色≫ 

ご祝儀袋の色は、基本的には「白」が正式なものとなります。淡いピンクやブルーなどの可愛らしいデザインのものは、親しい間柄でのみ使用するのが良いと思います。

≪水引きが印刷されているご祝儀袋≫

ご祝儀袋に「水引き」や「のし」が印刷されている祝儀袋がありますよね。このようなご祝儀袋は、金額が少ない場合(心付け)に使用するのが望ましいです。

金額的には5000円以下の場合に使用する場合が多いです。

10000万円を超えるような場合には、水引きがついたご祝儀袋を使用するようにしましょう。

≪ご祝儀袋の表書き≫

祝い事の際のご祝儀袋の表書きにもマナーがあります。基本的には、「奇数の文字数」となります。出産祝いの時の場合は「祝成人」や「御成人御祝」と記載すると良いですね。

偶数の文字数、特に4文字の場合は「死文字」とされ、お祝いごとには不適切です。「祝御成人」と記載するのは絶対にやめましょう!!!

≪中袋の書き方とお札の入れ方≫

ご祝儀袋に入れる中袋は、

表:金額
裏:あなたの住所と名前

を記載します。

お札は肖像画(顔)がある表面を、中袋の表側になるようにし、肖像画(顔)が上になるようにして入れましょう。

※お札は新札を使用することがマナーです。

≪ご祝儀袋の包み方≫

ご祝儀袋に中袋を入れたあとに、裏の折り返し部分が必ず、「上を向くように」します。※下の折り返しが上になるようにする。

慶事:裏の折り返し部分が「上向き」※下の折り返しが上になるようにする

弔事:裏の折り返し部分が「下向き」※上の折り返しが上になるようにする

成人式のお祝いを渡す時期と相場は? まとめ

今回は、「成人式のお祝いを渡す時期と相場は、祝儀袋のマナーのご紹介」についての情報ををお裾分け致しました。
如何でしたでしょうか?

成人式は、大人への第一歩です。人生山あり谷ありですが、頑張っていってほしいものです。

お渡しする際のマナーを守って、新しく成人された方々を温かく応援していきましょう♪

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