入学祝いを頂いたけどお返しはどうすればいいの・・・
お子様のご入学おめでとうございます。(^^)/
真新しいランドセルやかばん、制服に身を包んだお子さんの姿、初々しいですよね♪
子供だったころの自分の姿と我が子を重ね合わせると、『瓜二つ~』という方も多いのではないでしょうか。
自分の子どもの頃の懐かしさが思わず込み上げてきてしまうとともに、時代の流れの速さに驚いてしまいます(@_@)
そのお子さんの入学の際、新たな門出のお祝いにと両親をはじめ、兄弟姉妹、親戚、近隣の方々から入学祝いを頂くこともありますよね。
温かいお気持ちが込められた入学祝いですが、そのお気持ちを頂いたままでよいのかどうか分からないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、「入学祝いのお返しは必要なのかどうか、お返しに対するマナーと相場」についての情報をお裾分け致します。
入学祝いのお返しは必要なの?
お子さんが誕生し、成長していく過程で色々とお祝いを頂く機会がありますよね。
出産祝いから始まり、初節句祝、七五三祝などがあります。
少し前までは、今の時代と違い衛生的ではなく、医療環境が整備されていませんでした。さらには栄養面においても貧しい時代でした。
そのため、無事に子どもが生まれたとしても成人(以前は14歳で大人としてみなされている時期がありました)まで生きるのがむずかしかったのですね。
このような背景から、子どもの成長に合わせ、親をはじめとして、親戚やご近所の人々は、子どもが健康で元気に成長してくれたことをよろこび、その門出をお祝いをしてきました。
お祝いのお金には、
『子どもに栄養のあるものを食べさせて欲しい。』
『病気の際には薬を購入し、早く回復して欲しい。』
といった、子どもの健やかなる成長を望む気持ちが込められていたのです。
このため、子どもの成長を喜ぶお祝いに対するお返しというのは、一般的には
不要
といわれています。
しかし、医療が発達し、栄養面も充実していくにつれ、今の時代においては“お祝い金”に対する考え方が変わってきました。
入学の際に必要となるランドセルやかばん、制服、学習机、自転車などをまとめて購入するとなった場合、その額は高額なものになってしまいますよね。
そのため、入学祝いに対しては、「入学の際に掛かる費用の補填(ほてん)用」という援助の意味合いが含まれてきているのではないでしょうか。
これからすると、お祝いを頂いた方との関係性によっては、「お返しは不要」という考え方は当てはまらない場合が出てきます。
むしろお返しをしなくてもいいのではないかと考える場合の方が少数であり、「祖父母」、「両親」からいただいた場合を除き、それ以外の方からいただいた場合には「お返しを返す」ということがほとんどのようです。
つまり、「入学祝いへのお返し」 = 「入学内祝い」という解釈となりつつあります。
本来、内祝いはお返しではなくお祝いごとの喜びをお裾分けするための「祝い品」なのですが、入学祝いをいただいた方に対してのお返しとして「内祝い」を贈るのが一般的になっています。
ですので、入学祝いをいただいた方に対して、感謝の気持ちをこめて、「内祝い」を贈るようにしましょう。
兄弟姉妹や親戚から頂いた場合などを含め、お住まいの地域やご家族の習わしなどによっても、お返し(内祝い)の必要性は変わってくると思いますので、不明な場合には、ご両親などに相談してみて下さいね。
入学祝いのお返しの際のマナーはどうすれば?
入学祝いを頂いた場合のマナーについてご紹介しますね。
お礼は言葉で伝えましょう♪
お子さんの入学祝いを頂いた場合、お相手の方に感謝の気持ちを「言葉」で伝えることがマナーとなります。
できれば、お子さんからも『ありがとう』とお相手の方に伝えられるとよいですよね。
やはり、言葉でお礼を伝えられたら、お祝いを渡した側としては、より気持ちの良いものになります♪
お返しの時期は入学後で大丈夫
また、お子さんへの入学祝いを頂く場合、卒園、卒業してから頂くことが多いかと思います。
しかしお住まいの状況だったり、色々な事情によっては、お正月に集まったときに頂いたり、3月までにお祝いをいただいてしまうこともあるかと思います。
“何かをいただいた場合、お返しをする”
というのが日本人気質ですよね。
『いただきっぱなしでいるのは、なんだか申し訳ない。早めにお返しをしよう』と考えてしまう方も多いのではないでしょうか。
そうなると、お正月にお祝いを頂いた方に対しは、1月中旬頃までにはお返しをしなければ~、なんてことになってしまいます。
でもちょっと待ってくださいね。
入学祝いとして頂いていますので、お返しをする時期としては、一般的には
入学後~4月末まで
といわれています。
そのため、早い時期にお祝いを頂いたとしても慌ててお返しの品を準備するなどして、お返しを急ぐ必要はありません♪
出来れば、余裕をもってお返しの品を準備しておき、入学式が無事に終わり、一息ついたころに、まとめてお返しをするようにするとよいでしょう。
お返しをする際、お子さんの入学式の写真だったり、ランドセルや制服を着た写真などを一緒に贈るようにするとお相手の方に喜ばれると思います♪
もし、入学式後にお祝いを頂いた場合には、遅くとも1ヶ月以内にお返しをするようにしましょう。
お返しは消耗品がおすすめ
お返しする品物としては、「消耗品」にしましょう!
装飾品などではなく、お菓子や生活必需品などの消耗品が望ましいです。
しかしお菓子や生活必需品(タオルや洗剤など)の場合、お相手の方によっては好みが分かれることもありますよね。
例えば、粉末洗剤は使用しない方もいらっしゃいますし、甘いお菓子が苦手な場合もあります。
その場合、「カタログギフト」がおすすめです。
カタログギフトであれば、お相手の方の好みの商品を選んでいただくことができますよね。
「商品券」、「金券」という方法もありますが、この場合、お返しの金額が露骨に分かってしまうことになります。
しかし、お返しの品物としては、商品券や金券の方がうれしいという声があるのも事実です。
お返しをするお相手の方との関係性によって、ベストな品物を選択するようにしてみて下さいね。
入学祝いのお返しの相場はいくら?
入学祝いのお返しの相場、気になりますよね。
入学祝いに対するお返しの相場としては、一般的には、頂いた金額の 半額程度 といわれています。
しかし、祖父母や親戚の方などから高額の入学祝いをいただく場合もあるかと思います。
この場合、いただいた金額の 3分の1程度 でも問題ありません。
あまり高価なお返しをすると逆に失礼となってしまうこともあります。
入学祝いのお返しとしては、いただいた金額の 半額~3分の1程度 でお返しするようにしましょう!
いただいた金額が1万円以下である場合には半額程度とする、1万円を超える場合には3分の1程度とする、と決めておくと、お返しを準備する際、分かりやすいのではないでしょうか。
≪お返しの考え方の参考例≫
■義兄夫妻から1万円をいただいた場合
お返しの相場としては、3千円から5千円程度ですが、5千円程度のものでお返しするのが望ましいです。
■叔父母から5万円をいただいた場合
お返しの相場としては、2万円程度のものでお返しするのが望ましいです。
入学祝いのお返しは必要なの? まとめ
今回は、「入学祝いのお返しは必要なのかどうか、お返しに対するマナーと相場」についての情報をお裾分け致しました。
如何でしたでしょうか?
お子様の新しい門出のお祝いに頂いた入学祝いに対して、親としてきちんと御礼をするとともに、お子さんからも感謝の気持ちを伝えることが、お相手の方への最良の感謝となります。
そしてお返しの際、お子さんの入学した状況が分かるような写真を贈ることで、より感謝の気持ちが伝わるのではないでしょうか。
あとは、4月から新しい環境で生活を始める我が子が、早く打ち解け、楽しく、仲良く、元気に過ごしてほしいと願うばかりですね♪
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