何気に窓枠を見てみたら、おぞましい光景が・・・
梅雨から夏のジメジメとした多湿時期や、結露が発生する冬の時期は、窓枠の下やパッキンの部分に水分がたまってカビが発生しやすくなります。
窓枠とガラスの間にはパッキンがありますが、その隙間に水分が入り込み、カビの温床となってしまうのですね。
発生したカビの胞子は、乾く毎に拡散する性質があり、特に冬場は乾燥していますので、カビの胞子が拡散しやすい季節なんです。
部屋に拡散した場合、体調を崩す原因に繋がりかねませんので、小さなお子様や、ご年配の方がいらっしゃる場合には特に注意するようにしましょう!
カビの胞子は放っておくと1週間で1億倍に繁殖というデータもありますので、カビを確認したら、早めに除去する必要があります。
今回は、「窓枠のカビの除去と予防方法、結露対策」についての情報をお裾分け致します。
窓枠のカビを除去するにはどうしたらいいの?
窓枠に生えたカビを除去する場合、市販されている「カビ取り剤(塩素系漂白剤)」を使用するという方が多いのではないでしょうか。
カビ取り剤をカビの見える部分に吹き付け、ブラシなどでこすれば、表面上のカビは除去できます。
しかし、カビは隙間の奥深くにまで入り込んでいますので、隙間などに残った場合には再び繁殖することになります。
そうかといってカビ取り剤を吹き付け放置しても、奥に潜むカビに届く前にカビ取り剤が流れてしまったり、乾いてしまい、なかなか期待する効果は得られないのが実情ではないでしょうか。
そこで、カビ取り剤が流れないようにし、そして直ぐには乾かないように工夫する必要があります。
私が実際に試した方法と、その効果等を比較してみましたので紹介致しますね。
【1】カビ取り剤(液タイプ) + キッチンペーパー + ラップ
≪手順≫
(1) キッチンペーパーを4等分し、それぞれを細く丸める
(2) カビ取り剤をトレイ(スーパー等の薄型のもの)に少量入れる
(3) (1)の一つを(2)に浸し、液を染み込ませる。
(4) ゴム手袋をし、(3)をカビ汚れのあるパッキンの部分に乗せる
(5) (4)の部分を覆い隠すようにラップを被せ密封する
(6) 15~30分程度放置
(7) ラップとキッチンペーパーを取り除く
(8) 固く絞った雑巾で水拭き
【2】カビ取り剤(ジェルタイプ) + ラップ
≪手順≫
(1) キッチンペーパーを4等分し、それぞれを細く丸める
(2) カビ取り剤をカビ汚れのあるパッキンに薄く伸ばしながら塗布する
(3) (2)の部分を覆い隠すようにラップを被せ密封する
(4) 15~30分程度放置
(5) ラップを剥がし、キッチンペーパー等で拭き取る
(6) 固く絞った雑巾で水拭き
【3】塩素系漂白剤(キッチン用) + 片栗粉 + ラップ
≪手順≫
(1) 容器に片栗粉と塩素系漂白剤を入れる(片栗粉と漂白剤は同量程度)
(2) ゴム手袋をし、(1)をとろみが出るまで良くかき混ぜる
(3) (2)をカビ汚れのあるパッキンの部分に塗布する
(4) (3)の部分を覆い隠すようにラップを被せ密封する
(5) 5~15分程度放置
(6) ラップを剥がし、キッチンペーパー等で拭き取る
(7) 固く絞った雑巾で水拭き
≪結果≫
比較項目 | 効果大 | 効果を感じた感想 |
カビ取り除去効果 | 【3】 | どれもほぼ一緒だが若干良かった |
作業のしやすさ | 【2】 | パッとすぐに塗れる |
コスト | 【3】 | 塩素系漂白剤、片栗粉共に安い |
カビ取り剤や塩素系漂白剤には刺激臭がありますので、作業をする際は換気をきちんとしましょう。
また、ゴム手袋や必要に応じて、マスクやゴーグル等をすることをオススメします。
窓枠のカビの予防方法はどうすればいいの?
カビは「湿度が高いジメジメした場所では発生しやすい」というのはみなさんご存知だと思います。ですので、除湿をし、湿度を下げることが必要となります。
≪カビの予防方法≫
■定期的に換気を行う
■除湿器を使う
■扇風機を回して空気の流れを作る
そして、カビ予防に一番は定期的に清掃をすることが重要です。その方法とは、
エタノールで拭き掃除する
です。
エタノールは薬局やスーパーなどで購入することが可能です。エタノールには以下の特徴があるので、カビ掃除にはとても効果的なんです。
≪エタノールの特徴≫
■殺菌効果
■タンパク質を分解する効果
※カビはタンパク質を栄養としています。
さらに、エタノールは揮発性でとても乾きやすいので、水で流したり、拭き取ったりする必要がありません。
窓枠のカビのもとになる結露対策の紹介!
冬場のカビの発生原因となるのは、結露です。冷たい外気によって冷やされた窓ガラスに、部屋の温かく湿った空気(水蒸気)が触れ、水となります。
表面張力によって窓ガラスに水滴となり、くっついている状態が結露なんですね。
その為、表面張力をなくし、窓ガラスに水滴が出来ないようにする必要があります。水滴にならなければ薄い水の膜となるので乾きが早くなり、結露の状態を防ぐことが出来ますよ。
この表面張力をなくす働きがあるのが、界面活性剤と呼ばれるものです。界面活性剤は食器用の洗剤に含まれています。
≪結露防止対策の手順≫
(1) バケツに水と食器用洗剤を入れる(水と洗剤の割合は20対1程度)
(2) (1)を良くかき混ぜる
(3) きれいな雑巾に(2)をしっかり染み込ませる
(4) (3)の雑巾を絞り、窓ガラスの内側を拭く
(5) キッチンペーパー等で乾拭きする
部屋の状況によっても異なりますが、効果は1週間程度持続します。
窓枠のカビを除去するには? まとめ
今回は、「窓枠のカビの除去と予防方法、結露対策」についての情報をお裾分け致しました。
如何でしたでしょうか?
カビがぎっしりと発生してからの除去は大変ですし、健康的、精神的にも良くありません。カビが発生しないように窓枠のカビ予防を定期的にやっていくことをおすすめします。
カビ取り剤の裏面の注意書に「金属製品には使用不可」の記載がある場合には注意が必要です。窓枠が金属製の場合、変色したり腐食したりする可能性がありますので、自己責任にて行うようにして下さい。
通常、窓枠は表面コーティング加工されていることがほとんどです。その為、塗布後直ぐに腐食することはないですが、塗布後は必ず十分な水洗いや水拭きをする必要があります。塗布後の長時間放置はしないようにしましょう。
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