七五三内祝いは必要?相場やお返しは?のしの書き方のご紹介

七五三内祝い

七五三の内祝いって必要なの?

子どもの七五三のイベントの際、両親をはじめ、祖父母や親戚の方々からお祝いをいただいた方も多いのではないでしょうか。

七五三などの子どもの成長での祝い事でいただいたお祝いに対してはお返しする必要がない、と聞いたことはあるけれども、実際はどうなのか、どうお返しすればいいのか、のしはどのように書いたらいいのか分からないことも多いという方もいますよね。

今回は、「七五三の内祝いは必要なのか、相場やお返し、のしの書き方」についての情報をお裾分け致します。

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七五三の内祝いは必要?

子どもの成長に対する祝い事(誕生、七五三、入学祝いなど)にていただいたご祝いに対するお返しは、一般的には不要といわれています。ですが、近年では、「内祝い」としてお返しをする方が多いのではないでしょうか。

そもそも「内祝い」とは、我が家(内)のお祝いという意味であり、自分や家族に喜ばしい事があって、その嬉しいという気持ちを「祝い品」という形に変え、親戚や友人、ご近所の方々にお裾分けし、一緒に喜び祝ってもらおう、というのが本来の意味となります。

つまりもともとの由来からすると、家族のお祝いごとである七五三の場合、お祝いをいただいた、いただいていないに関係なく内祝いは必要となるのです。

「七五三の内祝い」 = 「七五三のお祝いへのお返し」という解釈となり、七五三の祝いをいただいた方に対してのお返しとして「祝い品」を贈るのが一般的になっています。

ですので、七五三のお祝いをいただいた方に対して、感謝の気持ちをこめて、「内祝い」を贈るようにしましょう。

内祝いを贈る時期ですが、基本的には七五三が終わってから、1~2週間以内に贈るのが良いですね。

七五三の内祝いの相場は?お返しはどうすれば?

お祝いをいただいた際のお返しの相場は、基本的にいただいた金額の3分の1~半額程度と言われています。

祖父母や親戚の方などから高額のお祝いをいただく場合もありますよね。そのような場合には、いただいた金額の3分の1程度で問題ありません。あまり高価な品物をお返しすることは、逆に失礼となってしまいます。

内祝いをお渡しする場合、七五三で写した写真を添えることをオススメします。

特に遠方の方に内祝いを贈る場合、「家族写真」や子どもからの「お礼のお手紙」を添えて一緒に贈るとより喜ばれることだと思います。ご参考にされて見てはいかがでしょうか。

また、内祝いの代わりとして、食事の場をもうけて両親や親戚の方々を招待することでお礼とするのもよいです。

七五三の内祝いののしの書き方

「のし(熨斗)」というとお祝いの品等につける、「紅白の紐で結ばれている絵が描かれた白い紙」のことを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

正式には、その紙のことを「のしがみ(熨斗紙)」といいます。

のし紙には次のものが描かれています。

「のし」・・・紙の右上に描かれた、長六角形の飾り
「水引」・・・紙の真ん中に描かれた、紅白の紐

≪のしについて≫
そもそも「のし」というのは、「のしあわび(熨斗鮑)」を略した言葉です。

あわびを薄く伸ばした後、細く切り、天日干しして作る「のしあわび」は、栄養もあり長く日持ちすることから、「長生きする」縁起物として重宝されてきました。

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この貴重品である「のしあわび」をお祝い事などの際に和紙に包み、祝福の気持ちを込めた贈答品として添えたことが由来となっています。現在では、「のしあわび」を和紙に包んだ長六角形の絵柄に形をかえ、お祝い事などの贈答品につけられるようになりました。

さらには、のし紙の「紙」も省略されて、単に「のし」と呼ばれることが多くなり、一般的に認知されています。

水引には3つの種類があり、それぞれ意味がありますのでお祝いの内容によって使い分ける必要があります。七五三の内祝いの場合には「蝶結び(花結び)の水引」を使うようにしましょう。

≪水引の種類≫
■蝶結び(花結び)の水引
水引きの意味:結び目を何度でも解いて結びなおすことができることから、「何度あってもよい」、「何度も繰り返したい」という意味を持ちます
使用する場合:出産、七五三、入学、新築、お中元などの一般的な祝い事

 
■結び切りの水引
水引きの意味:一度結んだらほどけないことから、「二度と繰り返さない」、「一度で終わる」という意味を持ちます

使用する場合:結婚、傷病のお見舞、全快祝い、災害見舞いなど

 
■あわじ結びの水引のご祝儀袋
※結び切りの一種

水引きの意味:両端を持って引っ張るとさらに強く結ばれることから、「末永くつき合う」という意味を持ちます
使用する場合:結婚、就職祝など

≪のし紙の表書き≫
のし紙の水引の上の真ん中の位置に、表書き(おもてがき)を書きます。表書きにはマナーがあります。基本的には、「奇数の文字数」となります。七五三の内祝いの場合は「内祝い」や「七五三内祝」と記載すると良いですね。

偶数の文字数、特に4文字の場合は「死文字」とされ、お祝いごとには不適切です。

≪名前≫
のし紙の水引の下の真ん中の位置に、「贈り人」の名前を記載します。七五三の内祝いの場合は、お子さんのなまえを記載します。※苗字は不要です。

≪のし紙のかけ方≫
のし紙のかけ方は、「内のし」と「外のし」の2種類があります。祝い品をお渡する状況によって使い分けます。

■内のし
・祝い品に直接のし紙をかけ、その上から包装紙で包むやり方(のし紙は見えません)
・郵送の場合(のしが傷つかないようにするため)、内祝い等で控えめに贈りたい場合

■外のし
・祝い品を包装紙で包み、その上にのし紙をかけるやり方
・直接持参する場合、贈る目的を明確にしたい場合

七五三内祝いは必要? まとめ

今回は、「七五三の内祝いは必要なのか、相場やお返し、のしの書き方」についての情報をお裾分け致しました。
如何でしたでしょうか?

子どもの成長はほんとうに早いものですよね。七五三で着飾ったお子さんの姿は如何でしたか?

のし紙の書き方は、お中元や、お歳暮なども含め、色々な祝い事で使うことがあるので、覚えておくといいかもしれませんね。

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もし宜しければご覧になり、参考にしてみてくださいね♪

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