雛人形は結婚後どうする?引き継ぐもの?供養や処分は?

雛人形結婚後

雛人形、結婚後も飾るものなのかな?

初節句の際に、祖父母に雛人形を贈ってもらい、それ以来、毎年大切に雛人形を飾ってきたという方も多いのではないでしょうか。

雛人形は、子どもの健康と成長を願って贈られるもの。贈られた本人は今やしっかりと成人し、結婚もしたのだから雛人形の役目は終わってしまったとも考えられますよね。

その場合、残された雛人形ははどうしたらいいのだろうと思う方もおられると思います。

今回は、「雛人形は結婚後どうするのか、引き継ぐのか、供養や処分はどうすべきか」についての情報をお裾分け致します。

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雛人形は結婚後どうするの?

初節句以来、もの心ついた頃からは節分を過ぎると雛人形を大切に飾った、というかたもいらっしゃると思います。

素敵な雛人形をいつまでも飾って見ていたいけど、雛人形をいつまでも出しておくと「結婚が遅くなる!」と言われ、泣く泣く片付けたという人も多いのではないでしょうか。

そうこうするうちに、贈られた本人は無事にしっかりと成長し、結婚することになったとき、雛人形はどうしたらいいのだろうと考えてしまうものですよね。

これまで大切になさってきた雛人形ですから、心配なさって当然だと思います。

では、結婚後の雛人形はどうするものなのでしょうか。

一般的には、結婚後の雛人形をどうするべきなのかに対して、決まったしきたりやマナーなどはありません

もし、お住まいの地域の風習や、ご家族の中でのしきたりなどがある場合には、それに従うのがよろしいかと思います。

雛人形には、「女の子の幸せ(=結婚)を願う」という気持ちが込められて贈られているので、結婚すれば雛人形の役目は終わりとする考え方もありますが、ご自身でどうなさるかを判断するのがよろしいでしょう。

結婚後の雛人形について、以下のような選択肢を選ばれる方が多いようですので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

≪結婚後の雛人形の扱いについて≫

■雛人形を持っていき、自分で飾る

もともと雛人形には、「女の子の身代わりとなって厄を受けるお守り」としての役割があります。その為、結婚したとしても、あなた自身の身代わりであることには変わりはありませんので、何歳になったとしてもひな祭りの時期に飾り付けるので問題ありません。

雛人形をいつまでも大切にし飾り続けることが、ご自身をはじめ贈って下さった方、そして雛人形にとっても一番であり、とても素敵なことだと思います♪

■雛人形は実家に残し、ご両親に飾ってもらう

諸事情により、結婚先に雛人形を持っていけない場合、これまで通り、実家にてご両親に飾ってもらう方法です。

雛人形はあなた自身の身代わりですので、どこで飾られていても「厄を受けるお守り」となります。

ご両親は子どもの幸せと健康をいつまでも願っているものですので、雛人形を飾ることで、あなたを身近に感じることでしょう。

できれば、ひな祭りの季節に帰省し、一緒に飾り付けることができれば、素敵なことだと思います♪

■いずれかの方法で処分する

もし1、2年飾ることができないという場合には、定期的に日陰干しなどをして、保管し続けることも考えられます。

しかしこの先どうしても、雛人形を飾ることができない事情がある場合には、神社やお寺などで供養し、処分しましょう。

雛人形には「心」があると言われますよね。そのため、飾られることなく箱に入ったまま雛人形を放置していまうことのほうが、よくありません。

これまで、雛人形に身代わりをしてもらうことで厄除けできたことに感謝し、きちんと人形供養をしてあげて下さいね♪

雛人形を引き継ぐのは大丈夫なの?

結婚後、女の子が誕生した場合、これまで大切にしてきたあなたの雛人形を引き継がせたいと思うこともあるかと思います。

雛人形は、引き継がせても大丈夫なのかが気になりますよね。

一般的な考えとしては、引き継ぐことはできません

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やはり、あなたの雛人形はあなた自身だけの「身代わりとなってくれるお守り」だからです。

例えば、神社で購入した安産のお守り、無事に出産が終わったからといってその安産のお守りを誰かに引き継いだりはしませんよね。それと同じ考え方で、お守りである雛人形を引き継ぐことはできないのですね。

地域の風習や、ご家庭の考え方によって、引き継ぐ場合もありますので、その場合には、それに従うのがよろしいでしょう。

雛人形の供養や処分はどうするべき?

これまで大切に飾ってきた雛人形だけれども、この先どうしても飾ることが出来ない場合も出てくると思います。

その場合において、決してそのまま粗大ごみとして出さないようにしましょう。

昔から、大切にしてきた人形には「魂が宿る」と言われていますよね。

そのため、雛人形を処分する前に、これまでの間、身代わりをしてもらうことで厄除けできたことに感謝し、人形供養をしましょう。

「御芯抜き」をし、雛人形を「人形」から「物」へと返したのち、お焚きあげをしてもらうことによって災厄が払われることになります。

人形供養に関しては、お近くの神社やお寺でやってくださる場合もありますので、確認してみてくださいね。

また、「一般社団法人日本人形協会」という協会において、人形供養の代行サービスを行っていますので、ご参考にしてみて下さい。

【一般社団法人日本人形協会】の人形供養代行サービス
こちらから

雛人形は結婚後はどうしたらいい? まとめ

今回は、「雛人形は結婚後どうするのか、引き継ぐのか、供養や処分はどうすべきか」についての情報をお裾分け致しました。
如何でしたでしょうか?

雛人形に対する考え方は、地域の風習や、家族によって様々です。これといった決まりやマナーはありませんので、個人の判断にゆだねられるところが大きいようです。

いずれにしても、雛人形を大切にし、飾り続けていくことが一番なのではないでしょうか。

木目込み人形のお店「真多呂人形」さんのサイト
雛人形を子供に引き継いでも大丈夫?

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