喪中はがきは葬儀参列者にも出す?親戚や他の相手も喪中の場合は?

喪中はがき葬儀参列者

喪中はがきは誰に出すのかな?

葬儀に参列してくださった方や親戚の方々は、こちらが喪中であることを知っていますよね。喪中であることを知っている方々に対して、喪中はがきを出す必要があるのかどうか。

また、親戚以外の方で、喪中はがきが届いている場合、こちらから喪中はがきを出すのは控えたほうがいいのか、など喪中はがきを誰に出すべきなのかよくわからないこともありますよね。

今回は、「喪中はがきは葬儀参列者をはじめ、親戚や他の喪中相手にはどうするのか」についての情報をお裾分け致します。

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喪中はがきは葬儀参列者にも出す必要があるの?

通常、私たちが「喪中はがき」と呼んでいるはがきの正式名称は、年賀欠礼状といいます。

お正月の際、無事新年を迎えられることが出来たことをお互いに喜び、あいさつを交わします。しかし服喪期間中である場合は、慶事を控えることになります。そのため、こちらから新年のあいさつすることができないことを伝え、お詫びするものが年賀欠礼状となります。

つまり、普段、新年のご挨拶に伺っている方や年賀状などを通じて新年のあいさつを行っている方に対し、「服喪期間中につき、新年を迎えらえた喜びのあいさつをすることが出来ず、申し訳ありません。」というお詫びのための挨拶状なんですね。

喪中はがきが、「新年のあいさつを控えるお詫び」という意味を考えると、葬儀に参列された方にも喪中はがきをお出しすることがマナーとなります。

≪喪中はがきを出す人≫
■故人が生前、新年のご挨拶をしていた方々
■故人の家族(ご自身含め)が新年のご挨拶をしている方々

ただし、葬儀に参列された方でも、故人のご近所にお住まいの方々には喪中はがきを出す必要はありません。また、故人のご家族のお仕事関係者の方が参列される場合もあるかと思います。その方と年賀状などでやりとりしていない場合には、出さなくともよいです。

喪中はがきは親戚にも出す必要があるの?

日本において、配偶者および6親等以内の「血族」そして3親等以内の「姻族」が法律上、親族として定められています。

「親等」とは、親族関係のつながりの強さを示すものです。つながりの強い父母や子どもが1親等なります。

また、「血族」とは血のつながり(親、兄弟、子ども、甥姪など)のある親族であり、「姻族」とは配偶者の血族、子どもや孫の配偶者のことです。

一般的に、親戚関係と呼ばれ、お付き合いがあると思われる親等についてまとめました。

≪親族の親等について≫
■第1親等
・血族:父、母、子供
・姻族:配偶者の父母(義父、義母)、子供の配偶者

■第2親等
・血族:兄弟姉妹、祖父母、孫
・姻族:配偶者の兄弟姉妹(義兄弟、義姉妹)と祖父母(義祖父母)、孫の配偶者

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■第3親等
・血族:甥姪、曽祖父母、曽孫、伯父母、叔父母
・姻族:上記血族の配偶者
・姻族:配偶者の甥姪、曽祖父母、曽孫、伯父母、叔父母

■第4親等
・血族:従兄弟姉妹、甥姪の子供、玄孫、祖伯叔父母、甥姪の子供
・姻族:上記血族の配偶者

■第5親等
・血族:従兄弟姉妹の子供
・姻族:上記血族の配偶者

一般的には喪中の範囲として考えるのは「第2親等」までとなります。そのため、第2親等までの親戚の方はお互いに喪中なので特に出す必要はありません。もし、近況報告を行う場合には、年を明けてから「寒中見舞い」を出すようにしましょう。

では、第3親等以降の方々はどのように考えればよいのでしょうか。

昨今、親戚とはいえ、住まいが離れていたり、色々な事情によって疎遠となっている場合があると思います。そのため、喪中はがきを出すのは、故人ならびにご自身が新年のご挨拶をしていた親戚ならびに、特別にお知らせしておきたい親戚の方にはお出しするようにしましょう。

喪中はがきは相手も喪中の場合はどうする?

親戚以外の方で、すでに喪中はがきが届いている方に対して、喪中はがきを出したほうがいいのか、控えたほうがいいのか、と迷っている方もいらっしゃると思います。

喪中はがきの意味として、身内に不幸があり、服喪期間であることを知らせる「訃報の連絡」や「年賀状は不要」という連絡用の通知だと思っている方が多いのが実情です。そのため、喪中のはがきが届いた場合、その方に対して連絡を控えるという方も多いのではないでしょうか。

喪中はがきは「新年のあいさつを控えるお詫び」というものですので、喪中の方に対しても喪中はがきを出すのがマナーとなります。

しかしながら、お悔やみごとに関しては、不幸が重ならないように「二重にしない」という風習があり、喪中の方に喪中を重ねるのを気にされる方もおられると思います。喪中の方に喪中はがきを出すことに対し、もし気が引けるという場合には、年明けに寒中見舞いを出すようにし、その中で、訃報の一文を入れるようにしましょう。

喪中はがきは葬儀参列者にも出す? まとめ

今回は、「喪中はがきは葬儀参列者をはじめ、親戚や他の喪中相手にはどうするのか」についての情報ををお裾分け致しました。
如何でしたでしょうか?

喪中はがきを出さなかった場合は、もしかするとを礼儀を問われることがあるかもしれませんが、喪中はがきを出したことによって、お相手の方に無礼と思われることはありません。

故人が生前にお世話になった方に対し、感謝の気持ちを込め、失礼のないように送るようにしましょう。

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もし宜しければご覧になり、参考にしてみてください。

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